沿革と歴史

大正 5年(1916)	広島高等師範学校教授、西晋一郎により禅学会が組織さる。広島市の国泰寺にて、毎週日曜朝、坐禅と提唱を行う。　昭和15年頃まで続けられ、この間、師の教導に会った学生の中から、井上幹造、内海巌（当財団の設立時の理事長）、森滝市郎等、戦後の教育界の立て直しと発展に貢献された方々を輩出した。（いずれも広島大学名誉教授）

大正 5年(1916)

　広島高等師範学校教授、西晋一郎により禅学会が組織さる。広島市の国泰寺にて、毎週日曜朝、坐禅と提唱を行う。
　昭和15年頃まで続けられ、この間、師の教導に会った学生の中から、井上幹造、内海巌（当財団の設立時の理事長）、森滝市郎等、戦後の教育界の立て直しと発展に貢献された方々を輩出した。（いずれも広島大学名誉教授）

昭和 20年	広島高等学校、同師範学校、同高等師範学校、同文理科大学の学生有志は福島政雄、金子大栄、白井成允、藤秀璻等の傑出した倫理学者、仏教学者の下で仏教青年会を組織し、主に学内や教官の自宅において開かれた講座・読書会を中心に活動した。この会の組織された年は定かでないが、大正年代に遡るものと思われ、戦時まで続けられた。　広島高等師範学校は、戦禍を逃れて賀茂郡乃美尾村に疎開した。その頃、世界的英文学者、桝井迪夫の指導の下に、曉烏　敏等を講師に招き、歎異抄講座を中心に活動した。当時の学生代表は、兼田正男（当財団の第２代理事長）であった。

昭和 20年

　広島高等学校、同師範学校、同高等師範学校、同文理科大学の学生有志は福島政雄、金子大栄、白井成允、藤秀璻等の傑出した倫理学者、仏教学者の下で仏教青年会を組織し、主に学内や教官の自宅において開かれた講座・読書会を中心に活動した。この会の組織された年は定かでないが、大正年代に遡るものと思われ、戦時まで続けられた。
　広島高等師範学校は、戦禍を逃れて賀茂郡乃美尾村に疎開した。その頃、世界的英文学者、桝井迪夫の指導の下に、曉烏　敏等を講師に招き、歎異抄講座を中心に活動した。当時の学生代表は、兼田正男（当財団の第２代理事長）であった。

昭和18年 9月	広島文理科大学と高等師範学校は、結核を患う学生の心身の療養のため、広島市高須町に健民修練所（通称、清明寮）を開設した。土曜講座（講師、師範学校卒業生の住岡夜晃）において歎異抄を受講。寮長は、文理大化学科学生の細川　巌（当財団設立時の理事）この寮は、終戦の年、昭和20年まで存続した。

昭和18年 9月

　広島文理科大学と高等師範学校は、結核を患う学生の心身の療養のため、広島市高須町に健民修練所（通称、清明寮）を開設した。土曜講座（講師、師範学校卒業生の住岡夜晃）において歎異抄を受講。寮長は、文理大化学科学生の細川　巌（当財団設立時の理事）この寮は、終戦の年、昭和20年まで存続した。

昭和24年	新制広島大学発足とともに、文学部倫理学教授白井成允の指導の下に発足し、昭和30年代まで続けられた。
昭和45年	兼田正男（当時、広島大学教養部教授）と松田正典（当時、同助教授）の指導の下に再興。学内で読書会と月例講演会「仏教における人間形成」（講師：細川　巌）を始める。
昭和52年 6月	当時の学長飯島宗一、広島財界の白井市郎と田中好一を顧問に、広島大学西条移転を機に西条に広島大学仏教会館を建立するため、建設委員会が結成された。建設委員長は、内海　巌（当時、教育学部教授）。学の内外で募金運動を開始した。併せて、月例講演会（講師：細川　巌）を「歎異抄講座」として広島市民に公開する。
昭和53年 7月	広島大学仏教会館建設東広島地区世話人会を結成。（代表、佐竹久登）
昭和54年	竹山晴夫学長に建設委員会顧問を依頼、全学の評議員会にて内海　巌が仏教会館建設計画を説明、他大学の前例に従い、名称を広島大学仏教青年会館とすることで了承を得る。
昭和55年 3月	東広島市西条町田口3894ｰ1に建設用地を取得。
昭和57年 3月	財団法人広島大学仏教青年会設立。　設立時の理事長は内海　巌、理事は井上幹造、兼田正男、佐藤秀雄、重松明久、檜原忠幹、細川　巌　常務理事：松田正典
昭和59年 2月	建設用地の開発許認可を取得。
昭和61年 11月 2日	広島大学仏教青年会館建設用地造成工事の起工式を挙行。　沖原　豊広島大学学長、讃岐照夫東広島市長列席。
昭和63年	内海巌理事長と井上幹造理事、重松明久理事のご逝去に伴い財団役員の改選を行う。　理事長：兼田正男　理事：沖原　豊、長坂大然、佐藤秀雄、寺川智祐、新本豊三、檜原忠幹、細川　巌　常務理事：松田正典　監事：古前　恒、頼　祺一
平成 2年 3月	広島大学仏教青年会館落成式を挙行。
平成 6年 4月	財団役員の改選を行う。　理事長：寺川智祐　理事：沖原　豊、兼田正男、長坂大然、佐藤秀雄、新本豊三、檜原忠幹、細川　巌　常務理事：松田正典　監事：古前　恒、頼　祺一
平成 8年 4月	細川　巌理事　と古前　恒監事のご逝去に伴い、財団役員の改選を行う。　理事長：寺川智祐　理事：沖原　豊、兼田正男、桂紹隆、佐藤秀雄、長坂大然、檜原忠幹　常務理事：松田正典　監事：林　七雄、藤谷義信
平成 9年11月	附属図書館落成式を挙行（広島大学仏教青年会創立８０周年記念事業）。
平成10年	「信は人に就く－唯信鈔文意に聞く－」細川　巌著（法蔵館）を、創立８０周年記念事業として刊行する。
平成12年 4月	財団役員の改選を行う。　理事長：寺川智祐　副理事長：兼田正男　理事：桂　紹隆、小丸法之、佐藤秀雄、長坂大然、林　七雄、檜原忠幹、藤谷義信　常務理事：松田正典　監事：赤堀興造、河野憲治
平成12年 11月	顕彰碑除幕式を挙行（広島大学仏教青年会館建立10周年記念事業）。
平成1４年 4月	松田正典の定年退官に伴い、財団役員の改選を行う。　理事長：桂　紹隆　副理事長：松田正典　理事：兼田正男、小丸法之、佐藤秀雄、長坂大然、寺川智祐、林　七雄、檜原忠幹　常務理事：藤谷義信　監事：赤堀興造、河野憲治
平成16年 4月	桂　紹隆の退官に伴い、財団役員の改選を行う。　理事長：松田正典　理事：桂　紹隆、兼田正男、小丸法之、佐藤秀雄、長坂大然、寺川智祐、林　七雄、檜原忠幹　常務理事：藤谷義信　監事：赤堀興造、河野憲治
平成16年 7月	財団主催少年錬成会10周年記念に植樹（娑羅）。
平成18年11月	創立90周年記念式典並びに記念講演会（第40回公開講演）。講師は、信楽峻麿。
平成25年10月1日	公益法人法施行に伴い、一般財団法人広島大学仏教青年会に移行。発足役員は、以下の通り。　評議員長：長坂大然、評議員：猪野明雄、川上秀史、小丸法之　理事長：松田正典理事：遠藤治宣、岡本貞雄、小川英世、築田哲雄、寺川智祐、友国義信、寺西誠真、永田純一、檜原忠幹、福井泰史　監事：信楽和宏